精神修行の限界を超える!

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私たちは十数年前荒行で有名なお寺でした。
朝3時起きて、夜の十時まで御堂にこもってお経を唱え続けるそんな修行を
1週 間みっちりやるところでした。確かに、達成感や自分の限界、基礎体力の向上こういった物には一定の効果があると思います。

ただし、本当に困難な状況や自分 の能力をはるかに超えたもの、そういったものに対しての解決としては世界の働きを味方に付けた方がはるかに効果的だと思っております。これは私たちが十数 年やってきた荒行より確かな効果があります。

荒行の基本的な考え方は、肉体と精神を鍛えることにあります。この考え方は、自分の
100倍の能力を必要とするような場合、全くをもって届かないアプローチです。これに対して仏教の説く世界の働きは、個人レベルでは想像もつかないような大きな力にアクセスができます。

こういった表現で書いてしまえばよくわからないかもしれませんが、その人のやりたいことに
1万 人の人がぜひ協力をしたいそんな気持ちを起こさせる、そして奇跡を起こす、そんなメカニズムと言えばいいでしょうか。私はよく合気道のようなものだと説明し ています。

動かすものが小さく自分の方が強ければこんな考え方は必要ありません。ただし、自分よりはるかに強く大きなものに対してと言うとほとんどの人が 限界を感じます。しかし、合気道の考え方は相手の重み、勢い、周りの状況様々な物を味方につけ相手に返すのです。私は、この合気道の考え方がとても仏教ら しい世界の働きを味方につけると言う考え方だと思っています。

当寺は体験修行という一般の方向けの仏教を学ぶ場所と、仏教道場と言う仏教を本気で使って社 会の問題を解くと言う会社向けの社員研修
2つをお勧めしております。皆さんがイメージされる仏教の修行と一味違う当寺の仏教をぜひ味わってください。(住職)