手間の削減にもつながる?永代供養のメリットについて

永代供養とはお寺や霊園などにご遺骨を預けて供養や管理を委託するもので、ライフスタイルや供養に対する考え方の変化に加えて、少子高齢化や核家族化によりお墓を引き継いでくれる家族や親族がなかなかいないなどの事情から新たな供養方法として選択する方が増えています。
 
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また、自分が死亡した後に残されたご遺族に迷惑を掛けたくないと言う思いから、遺言状にもしも供養が必要になった時には永代供養にして欲しいと記すケースや、生前に既に契約を済ませていたり費用を積み立ててあるケースもあります。
そんな永代供養のメリットは何と言っても日頃のお墓の管理をお寺や霊園に任せることができ、お掃除からお供え物の用意はもちろんのこと、節目にはお経をあげて頂けます。
したがって、ご家族の方がお墓参りをすることが無くても無縁仏になることが無いのも重要な要素です。
 
一般的にお寺や霊園に埋葬する場合は家族や親戚の方が訪問して掃除をしたり、お供え物を備えたり、お坊さんにお経をあげてもらうために依頼するなど煩雑な手間や費用が発生します。
その一方で一旦契約してご遺骨を預ければ、ご遺族の方はお墓の管理や現地に訪問する必要も一切無く、お寺や霊園、管理会社などが行ってくれる手間の大幅な削減にもつながります。
費用面では最初に一括払いをしてその後一切の費用が発生しないケースや、月額払いをするケースもあります。
手続きと埋葬を済ませたら、あとは自身の都合が良いときに訪問して手を合わせたり、親族の方が集まれた時や故人の命日などに依頼すれば別途お布施を支払ってお経をあげてもらうことも可能です。
合同墓に合祀して頂くケースでは既に用意されているお墓に埋葬するため、お墓の購入代金や区画の使用料なども必要ありません。
 
昨今の少子高齢化による人口減少から宗派や宗旨に限定してしまう利用者が極度に減ってしまうという現状や、宗教の理念から全ての方へ手を差し伸べるという意思もあり、ここ数年で多くの永代供養墓は宗派や宗旨を問わないことを宣言しており、他の宗派や宗旨の方、無宗教の方でも利用することができます。
ただし、一部には以前からの檀家さんしか受け付けていなかったり、契約時に檀家に入ることが条件になっているケースもあるため、あらかじめ確認しておきたいところです。
また、永代供養を受け付けているお寺や霊園では葬儀会社と提携するケースが増えており、個別に直接申し込むのと比較して柔軟なプランが提供されていたり割引サービスを受けられる場合もあり、積極的に利用したいところです。(スタッフ)