永代供養の際の表書きについて、書き方を伝授 永代供養の際の表書きについて、書き方を伝授

お布施を渡す際に必ず必要となる封筒の表書き。場面に応じて書き方が異なるため正直どう書いて良いかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、永代供養のお布施支払いに当たって、正しい表書きの書き方をご紹介します。
 
□ 永代供養においてお布施を支払うタイミング
 永代供養において、納骨に関するお金を個別に支払う必要はありません。というのも、永代供養の場合、初期費用に納骨時のお布施が合算されているケースが多いのです。ですので、表書きを書いた封筒に入れてお布施を個別に支払う必要があるのは三回忌や七回忌といった年忌行事の際のみとなります。
 
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□ 表書きの書き方
 では、永代供養の際の表書きに関するマナーについて詳しくご紹介していきます。
 
* 封筒の選び方
 まず肝心なのは、どの封筒を使用するかという点です。封筒は必ず白無地のもの、そして郵便番号を書く枠がない封筒を選ぶようにしましょう。水引がついたものでも問題はありませんが、相手方に不幸があった訳ではないので、絶対に付けなければならないという訳ではありません。仮に水引きを使用する場合は双銀や黒白、黄白を使用するようにしましょう。
 
* 書き方
 書き方は非常にシンプルです。封筒の中央上に「お布施」もしくは「御布施」と書き、間を空けてその下に代表者のフルネーム、または「○○家」と記入しましょう。記入の際は筆または筆ペンを持ち、マジックを使うのは避けましょう。
 
* お金に関する注意点
 中に入れるお金に関してもいくつか注意点が必要です。まず、お布施の場合、新札を使用するのが一般的です。また、お金は封筒の表面に肖像画が向くように入れるのがマナーとされています。
 
* 渡すタイミング
 お布施を渡すのは基本的に法要後です。切手盆などを用いて手渡しを避けるとより好印象です。そもそもお布施とは「喜捨」であり、お坊さんに対する感謝を示すものです。渡し方にまでこだわり、より感謝が伝わるよう工夫しましょう。
 
 永代供養は近年急速に拡大を始めた供養の形であるため、具体的にどのように振る舞えば良いか詳しくご存じの方は少ないことでしょう。上記の点をしっかりと抑えて、お坊さんに対して失礼の無いよう心がけましょう。
とはいえ、お布施とはお坊さんに感謝の気持ちを伝える手段の1つです。中に包む金額の大小や渡し方の是非を気に掛けるのは当然でしょうが、お経を上げていただいたことへの感謝の気持ちを忘れないことを最優先に考えるようにしましょう。(スタッフ)