いつか思い描いた世界

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私が仏教の本当に伝えたかった事に気が付いたのは33歳の3月でした。その時は相当な衝撃を受け急速な自己変革が起こったものです。その件以来、お寺は、実際に社会の問題を解く為に何をすべきか、目の前の人の悩みを解くには何をすべきか、具体的な行動ということに主軸を置き全力で挑みました。触れ合ったすべての人の問題を解き仏教の差晴らしさを知って満足してもらいたい。その想いで駆け抜けてきました。気がつくと、随分変わった寺にしてしまったものだと苦笑しています。しかし、この地での仏教を広げる活動は人の縁の少なさで限界を感じております。そこで、自分から人のいる場所に出て行くようになったのです。

その結果、様々な分野で成功している事業者に会う機会が大変増えました。その事で、自分が本当の仏教に気が付いた時に思い描いた夢の世界が少し見えかけた気がしています。その夢は仏教を命がけで先人が学びに行った意味を正しくリーダーに伝えることができ、そのリーダーが活躍することで日本人の魂が再び世界で輝くという夢の世界です。

仏教はもともと、世界のそのものを表現しています。世界で起こるありとあらゆる事象は、仏教の法則の中に納まります。少なくとも私はそう感じているのでその事を説きつつ実際に仏教を使い、問題の解決の為に実践しています。まだまだ、未熟ゆえに出来ることと出来ないことがある状態ですが、不可能を可能にする、自分がまずやって見せるのが一番説得力があるものだと感じています。

私は本当の仏教は国を豊かにし多くの人の悩み苦しみを解き、幸せ溢れる素晴らしい国するものと思っております。今後、日本の為になる宗派を超えた世界に通用する、リーダーを感銘させる仏教を全力で伝えていきたいと思っております。

修行や研修という仕事ではなく、私の人生そのものとして社会に必要とされる仏教が広がることに挑んで行きたいと思うのです。もし、同じ理念をお持ちの方おられれば是非お力をお借りしたく存じます。(住職)