永代供養の注意事項とは?あらかじめ知っておこう!

永代供養とは、霊園や寺院を管理する人が契約した人の代わりに故人の遺骨の供養や管理などを行う方法のことです。
色々な事情があってお墓の供養や管理を行うことが困難な方にとっては最も適している方法であると言うことができます。
ところが、この供養方法を悪用して詐欺を行う人たちが存在するので注意事項をあらかじめ知っておく必要があるのです。
詐欺は許されない行為ですし騙されてしまった方は他の霊園や寺院を管理する人を信用することができなくなってしまう可能性があります。
 
知らなかったり、知識不足だったりすると、自分自身にとって得になることに気付くことができず、損していることにすら気づくことができないまま契約してしまうことが多いです。
 
故人の遺骨を永代供養するというと、永遠に故人の遺骨を供養してくれると勘違いをしている人も少なくありませんが、決して永遠に供養されるという訳ではありません。遺骨を個別に保管する期間は前もって決められていて、その期間がどれぐらいなのかは納骨する霊園や寺院によりそれぞれ異なっています。
33回忌を迎えたのをきっかけにして合祀する場合もあれば、10年間経ったら合祀するという場合もあるので要注意です。
 
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霊園や寺院に対して永代供養を依頼するのは家族が亡くなった場合だけではなく、まだ生きている内に予約することも可能となっています。
生前に予約するときには証明書を霊園や墓地の管理者から発行してもらうことが必要です。
この書類は登録内容証明書といったり永代納骨生前予約証明証といったりします。
 
申し込み先によって書類の名前は少しずつ違っているのですが生前に予約しておいたことを証明するもので申し込んだ人が亡くなってから遺族が利用する書類なため厳重に保管するように注意をすることが必要です。
 
寺院は儲けているという印象を持っている方は少なくありませんが経営が切迫している寺院もあります。資金が不足しているだけではなく借金をしていたりして経営を続行することが困難な状態にある寺院が永代供養を希望する方を募集している場合があります。
このようなときには寺院の示す費用が相場よりも非常に高くなっている場合が少なくありません。
 
寺院のそのような経済的な実態を知らかった方が契約してから経営が立ち行かなくなり、そのまま潰れてしまう可能性があります。
こういった場合は寺院の経営状態を隠蔽しているため詐欺行為と言えるものです。
 
詐欺の手段として無断で特定の寺院を名乗り遺骨を永代供養する権利を購入させるというものがあります。
直接会わずに電話で指定した口座にお金を振り込ませるケースが多いので要注意です。