永代供養のデメリットと押さえておきたい注意点

「永代供養のデメリットって何があるのかな」
「永代供養を検討中だけど、どんなことを注意すればいいのだろうか」
このようにお悩みの方はおられませんか。
永代供養は身寄りにお墓参りをしてくれる人がいない、後継ぎがいないといった方にはぴったりなのです。
しかし、永代供養にはデメリットもいくつか存在します。
そこで今回は、永代供養のデメリットと注意点について説明します。
 
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□永代供養のデメリット
他の人の遺骨を同じお墓で供養する「合祀」というものがあります。
永代供養では、一定の期間を過ぎると合祀されてしまうことがあります。
合祀されることで2つのデメリットが生じます。
 
□お墓参りができない
合祀をする場合、従来のようなお墓参りができなくなってしまいます。
 
*注意点
お墓参りが出来なくても良いのか、家族や親戚などと相談しましょう。
 
*お墓参りをしたいなら
お墓参りをしたい場合は、家族墓を検討してみてはいかがでしょうか。
家族墓では家族で一つのお墓を共有できます。
ですので、一般的なお墓と同じようにお墓参りができます。
 
また、納骨堂はお墓を建てるわけではないのですが、別々のスペースで供養されます。
ですので、納骨堂でもお参りができます。
 
□遺骨が取り出せない
家族墓や納骨堂で供養してもらえば、遺骨を取り出すことは可能です。
しかし、合祀墓を利用する場合、遺骨を取り出すことはできません。
 
*注意点
家族墓や納骨堂を利用していても、一定期間が過ぎれば合祀される場合があります。
合祀されてしまうと、遺骨を取り出すことができなくなってしまいます。
 
□お墓を継承できない
永代供養はお墓を継承することができません。
代々受け継がれてきたお墓がある場合、そのお墓が無縁仏(お墓の管理者がいない状態)となってしまうかもしれません。
 
*注意点
この問題は、親族とのトラブルの原因ともなるので、永代供養を検討する場合はしっかりと相談しましょう。
 
□まとめ
永代供養のデメリットと注意点について説明しましたが、いかがでしょうか。
永代供養は合祀墓を利用することが多く、従来のようなお墓参りができません。
家族墓や納骨堂を利用すればお参りはできますが、一定の期間が過ぎれば合祀され、お参りができなくなる場合があります。
また、遺骨を取り戻せない、お墓を子孫に継ぐことができないといったデメリットもあります。
永代供養を検討される場合は、こういったデメリットが存在することを念頭に置いておきましょう。
そして、永代供養をしてから後悔することのないようにしましょう。