永代供養は費用がかかる?普通のお墓とかかるお金を徹底比較

永代供養と一言でいっても、その値段はお墓を管理する寺院や霊園によって様々です。
立地や管理方法、施設の充実度などによって比較的安価なものから、手厚く満足のいく供養が永遠に続く高価なものまで多岐にわたります。
 
お墓を建てるにあたって発生する料金は大きく分けて永代使用料・墓石代・管理料の3つが挙げられます。
 
永代使用料とはお墓を建てる土地を寺院・霊園などから借りる権利を得るために発生する料金のことです。
面積のみならず地価や交通の便、角地や他家の墓石との位置関係など霊園内での立地によっても値段は違ってきます。
 
墓石代とは文字通り墓を構成する石の料金のことです。石の種類、大きさ、デザインなどによって値段は変わります。
一般的に御影石がよく使われていますが、黒い御影石のほうが白いものより硬度があり頑丈で、その分切り出すのに手間がかかるため高価とされています。
 
管理料とは霊園内の共用の部分を気持ちよく維持する為にかかる料金のことで清掃代やそれにかかる水道代が主なもので、個人の墓の管理料は含みません。
 
多くの子を残し、未来まで墓の管理や供養に心配のない人はこの3種類の料金を用意すれば墓の維持はできるのですが、最近は少子化・核家族化が進み、墓をたてるにあたって将来の管理の心配をしなくてはいけない人が増えています。

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このような時代背景にあって注目されているのが永代供養です。
墓を護る子孫が絶えてしまっても、墓の持ち主に代わって永代まで管理・供養をしてくれるシステムです。
永代供養にも色々有り、始めから合祀という形で他人の骨と混ざって管理されるものが一番安く、5万円ぐらいからのタイプもあります。
 
永年にわたって骨が他人と混ざることがなく個別に供養・管理してくれるものが一番お金のかかるプランですが、今ではあまり見られなくなっており、変わりに亡くなってから13年後や33年後など一定期間は個別埋葬をし、その後合祀にするプランのものが多くみられるようになりました。
 
最近では始めから墓石を建てない方が増えています。
そんなに高価なプランでなくても永代使用料に20万以上かかり、墓石に100万以上かかり、管理料に4000円以上かかり、それほどの金額を死んだ者の為に使うよりは、生きている人が生きたお金として使った方がいいという価値観を持つ方が多くなっています。
 
そんな方にとっては合祀・永代供養のプランは安くあげられ、子孫に残すことの出来る財産をなるべく減らさずに済む良い選択となるでしょう。
死や墓に対するそれぞれの価値観を大事にして、自分に合ったスタイルのお墓を建てましょう。(スタッフ)