永代供養は種類によって値段が違う?知っておきたい予算計画

だれでも年を重ねてくると死というものを考えるようになり、同時に自分が入る墓についても考えるようになります。
 
もし、自分が長男で家を継いでいて、その家に先祖代々の墓があるなら、ほぼ間違いなくその墓に入ることになるでしょう。
しかし、もし次女で結婚した相手も三男であったりして家を継いでいないような状況ならば、実家の墓に入るのは憚られるかも知れません。
 
それに、最近では長男さえも家を継がずに都会へ出てしまうということが多く、実家にはだれも住まなくなって空き家問題が起きたりしています。
当然先祖代々の墓の面倒を見てくれる人がいなくなって、荒れた墓だけが残るといったことがあるわけです。
 
自分の家の墓から離れて住んでいて、墓掃除をはじめ、法事などもきちんと上げられないという人のために、永代供養といった方法があります。
つまり、三回忌や七回忌といった供養を親族などに代わって菩提寺がきちんと済ませてくれる制度です。
永代なのでその後は依頼人がいなくてもずっとやり続けてくるのです。

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永代供養にはさまざまな形があります。まず、合祀型というものがあります。
これは、ほかの多くの人と一緒に祀って供養していこうというものです。
 
次に個別に祀って供養してもらう方法があります。
納骨堂を利用したものがこれで、合祀型が一緒に供養されるために安価なのに対し、こちらは個別なのでやや高価な値段がつけられています。
また、十七回忌、三十三回忌といった区切りで期限が設けられていて、それ以後は合祀されることになります。
ただし、新たに個別の供養代を支払うと期間が延長されます。
 
永代供養には、他に野外に祀って供養する方法もあります。
一番メジャーなのは、もちろん個別の墓による供養でしょう。
そして、屋外に供養塔を建てて、その下の部分にお骨を納めて供養するといった方法もあります。
さらに、墓石の代わりに樹木を植えて、その周囲にお骨を撒くという方法や灰を海に撒くという方法も最近はよくとられているようです。
 
故人を墓に納めて、これから供養していこうとしても、気になるのがその管理の仕方や費用です。
永代供養という方法をとれば、墓を建てるよりもかなり安く済みます。
墓石代は必要なくなり墓地の使用料がなくなります。
 
永代供養で必要な費用は、永代の供養料、永代使用料、そして納骨費用くらいです。
ただし、どのような種類の供養を選ぶかで金額はかなり違ってきます。
 
一番格安なのは合祀型。世間的な相場は3~5万円とのこと。
一般的な納骨堂を使用した場合は、10~100万円と幅広くなるようです。これは、供養の期間による違いであるとのこと。(スタッフ)