実は私も昔、お寺というのが嫌いでした(笑)
私の家業は元々鉄工所でして、大学に行くまではまったくお寺のことなど知らずに生きてきました。当然、私にとってよくわからない事をして、高いお布施をいただいているお寺に好感を持てるはずがなかったのです。(もちろん今はそんなこと思ってないですよ)
その時の気持ちと今の気持ちの大きな違いは、よくわからない世界からとても理に適った世界という大きな仏教の認識の違いが生み出しているものです。
なんか小難しい事言ってるような気がするので簡単にまとめると、
仏教はよく勉強すると、とても論理的だという事。(因果応報とかいってるくらいですから)
法事やご供養は正しく行うと、家や一族が栄える仕組みになっている事。
目に見えない不可思議な世界もあるけど、それ以上に現実的な事がお経に説かれていた事。
これらの事に気が付いてからは、仏教が好きになったというか、仏教的な考え方しか出来なくなったというかなんとも言えないのすがとんでもない誤解をしていたことに気が付いたのです。今では口を開くと楽しく説法してる自分がいます・・・・。(皆さん面白いとおっしゃってくださいますが)
きっと、お寺なんか大嫌い!!と思っている方は昔の私と同じでわけがわからん事を言うな!とお寺に言いたいのではないでしょうか?一度、食わず嫌いを直してすっきりしたいと思う方がおられましたら是非、当寺にお立ち寄りください。帰る頃には、仏教のファンになれると思います。今まで、仏教が嫌いで話を聞いて納得しなかった人はいません。(嫌いなのにお寺に来れるってある意味すごい・・・。)
仏教のいろんな側面が見えるようになってからは、今を生きている人とどのくらい伝統的な仏教がズレているかも解かるようになってきました。決して悪いわけではなく今の時代を生きる人に伝わりづらいという事なのですが、例えると、自動車が全盛のこの時代に最高の馬車について語るくらいの感じでしょうか。どちらも人にとって素晴らしいものなのですが、時代に合っていた時というのがあるのです。
そこで私としては、仏教の良い部分をしっかりと残しつつも現代の人たちの悩み苦しみを解くお手伝いが出来ないだろうかと思うのです。
新しい事をやるということは変化を望まない人たちに嫌われることでもあります。しかし、お釈迦様もおっしゃったとおり、常に世界は変わり続けるということを私も心に刻んで変化を受け入れています。
最後に、仏教は正しく学ぶことで人生を豊かで自由にします。
私がそうでしたから。
是非、一緒に人生をより良い方向に変えましょう。(住職)