永代供養とはどんなもの?その基礎知識について解説

日本社会はこの数年で大きく変化し、それに伴って人々のライフスタイルや価値観も大きく変化しています。
従って、従来のように昔からあるような先祖代々継承していくお墓の管理スタイルも減少傾向にあります。
ですので、現代では自分のライフスタイルに合った供養の形を選択していくことができます。
 
本記事では、供養の形の一つとして永代供養とは何か、その基礎知識をお伝えします!
 
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□永代供養とは
お墓参りが何かしらの理由によってできない人の代わりに、霊園や寺院が供養や管理などを行ってくれる一種の埋葬方法です。
永代と聞くと、永遠に管理してくれるのかと思われますが、実際には17~50回忌を目安として、一定の遺骨の安置期間が定められています。
この安置期間はかなり幅がありますので、依頼する所としっかりと相談した上で決めるようにしましょう。
 
ちなみに、永代供養と似た言葉で、永代使用という言葉がありますが、両者は全く異なったものです。
永代供養が永代に渡って寺院や霊園が遺骨を預かり供養するというのに対し、永代使用は永代に渡って永代使用料を払ってお墓の権利を取得することです。
 
 
 
□墓じまいとの違い
*墓じまいとは
墓じまいは文字通り、霊園や寺院からお墓そのものをなくすものです。
墓じまい後は、永代使用権を霊園や寺院に返して、お墓があった場所を更地に戻します。
 
墓じまいを決心するケースとしては、引き継ぐお子さんがおられなかったり、一人娘で嫁いでしまったために、管理するものがいなくなるといったものがあります。
 
墓じまいは墓を解体・撤去することであるので、ネガティブなイメージが持たれがちですが、子供達に出来る限り負担をかけてあげたくないなどのポジティブな気持ちがあっての決断であることも多いです。
 
 
*永代供養との違い
墓じまいは暮石そのものを撤去するものの、その後改装できるので、遺骨を記念の場所に移したり、新しく生活する所に移したりと、新たな供養の形を選択する余地があります。
 
しかし、永代供養は供養の管理を霊園や寺院に託してしまうので、その後に供養の形を選択する余地はありません。
ですが、メリットとして、亡くなった後に遺族に手間をかけてしまったり、管理するものがいないために無縁墓になってしまう可能性を取り除くことができます。
 
 
 
 
□最後に
永代供養は、何かしらの制約のためにお墓管理を行うのが難しいという方にとってはメリットの大きい供養の形であると言えます。
 
今回ご紹介した供養以外にも様々な供養の形がありますので、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、最も適した形をとっていきましょう。(スタッフ)