永代供養の値段が気になる方へ、契約書で見ておくべきポイント

永代供養には様々な種類があります。
1人1人供養されるのか、全体で供養されるのかで値段が大きく異なります。
永代供養の値段と実際の中身がリンクしているかが大きなポイントになりますが、契約書を見ていく際にはそれ以外にもいくつかの部分を見ていく必要があります。
 
永代供養での基本的な運用の仕方は、遺骨を一定期間個別に扱い、その期間を過ぎたら他の遺骨と合祀されて供養されるような流れです。
永代供養といっても永遠に供養するわけではありません。
100年先も遺骨を個別に扱ってくれるわけではなく、10年なら10年で個別に扱うものの、それ以降は合祀供養ということになります。
 
つまり、契約書を見る際に何年間個別に扱ってくれるのかを見ておく必要があるとともに、その年数などが値段に直結するため、チェックが必要です。
 
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契約書を見るうえでのポイントは1つのスペースに対する費用なのか、一柱二柱と供養される遺骨の数でカウントされる費用なのかを見ておくことです。
スペースに対する費用であれば、その中に可能な限りの遺骨を入れたとしても値段に変わりはありません。
 
ところが、一柱あたりの値段となると例えば夫婦で供養するとなれば二柱となってそれだけ費用はかかります。
この部分は非常に間違いやすい一方、多くのところは一柱あたりの費用で算出しており、契約書を見なければわかりません。
 
もっと注意したいのは先に誰かが入り、その後に別の家族が永代供養されるという時にどのようなカウントになるのかです。
例えば30年を目安にした場合、夫が先に亡くなり、その10年後に妻が亡くなったケースでは、夫からのカウントとなれば一緒にいられるのは20年分となりますが、妻が入ったことでリセットされれば再び30年となります。
この違いは非常に大きく、トラブルになりかねない案件です。子供がもし引き継ぐ場合、お墓を個別に作ってから供養をしていくのもおすすめです。
 
これらのことを検討する際に、契約書を見ておくことで取り返しのつかない事態を避けられます。
ここでの取り返しのつかない事態は知らない間に合祀供養されて、お墓ができたので遺骨を取り出したい時に取り出せなくなってしまったという場合です。
こうなると誰にとっても不幸なことになってしまいます。そうならないためにも、事前にそのあたりの確認は必要です。
 
特に期間の決まりはなく、それぞれのルールや決まりごとで運用されています。
費用面の比較だけでなく、運用面の比較をしていくことでトラブルを未然に防いでいくことがこの場合は求められます。(スタッフ)