永代供養とは?多様化するライフスタイルを知ろう!

誰しも、いつか迎える「死」。日本では、亡くなった後は荼毘に付したあと、遺骨を骨壺に入れて墓に埋葬することが一般的な方法です。
 
しかし、先祖代々継承してきた墓も、少子化や非婚化にともない、管理する後継者が絶えてしまい「無縁墓」になるケースが増えています。
 
そんな中、生前から「永代供養」を望み、先祖代々の墓を撤去する「墓じまい」を行う人も少なくないようです。この「墓じまい」や「永代供養」とはいったいどんなものなのでしょうか?

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・約30年前に登場した「永代供養墓」
「無縁墓」は管理する人がいないため草が生え放題になり、景観を損ねることから問題視する声が大きいといいます。
なかには、管理料が滞納されている墓地の戸籍情報をたどって使用者や縁故者を探し、見つからなかった墓の使用許可を取り消し、遺骨を合葬して供養している霊園もあるようです。
 
そうした時代の変化も受けて、生前に新しくお墓を購入せず、すでに存在する墓があれば撤去して「墓じまい」をする人も急増しています。そこで、急速に普及しているのが「永代供養墓」です。
 
永代供養墓とは、墓を子孫が継承することを前提とせずに、多くの場合は不特定多数の人と合祀される墓のことです。
家族に代わって寺院や霊園が供養してくれます。
永代供養墓の歴史は比較的新しく、1980年代にお墓の承継と維持が難しくなったことを受けて登場したといわれる埋葬方法なのだとか。
 
・永代供養墓はコストも割安
墓が遠方にある人は、最低でも2回から3回現地に赴かなくてはいけないので、年末年始やお盆の休みなどを利用するなどして、計画的に進めることが必要かもしれません。
しかし金剛宝寺では、遺骨を寺院に直接持ち込む他に、ゆうパックで郵送する方法も選択できます。
 
ちなみに、金剛宝寺で永代供養墓へ埋葬してもらう場合、掛かる費用は年間管理費0円、墓石、工事費、永代供養込みで、追加費用なしの40万円。
しかし都内近郊で個別に墓地を購入するには、寺院で220万円から500万円、民営墓地の場合90万円から260万円が平均価格帯であり、永代供養は低価なことが分かります。
 
「これまでは、お墓以外に選択肢がありませんでしたが、最近は永代供養や納骨堂、海洋散骨など、希望に応じてさまざまな埋葬の選択肢が増えています。
子どもに迷惑を掛けたくない、お墓を管理してくれる子どもがいないという人も、永代供養にすることに抵抗感が少なくなってきているように感じます」
 
ライフスタイルが多様化しているなか、お墓選びは人生の最後を決める一大事。家族の希望も聞きながら、どこでどのように眠りにつくか、元気なうちに検討しておくことが望ましいのかもしれません。