揺り篭から終の棲家まで。

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私たちの考える理想のお寺との付き合い方は、子供からお年寄りまで様々な価値観を通じて喜ばれる事です。一組の男女の縁から、子供を授かり家族が出来ていく。そんな生活の中で、安産、学業、就職、出世昇進、家内安全、商売繁盛、子孫長久、報恩感謝、先祖供養などの様々な願いが生まれます。どの段階の人が当寺に訪れてもなんらかの喜びを感じていただきたい。そうおもって境内のいたるところに様々な喜ばれるものを用意しています。それは遊具であったり、ドリンクバーであったり、ご供養の設備であったり、あらゆる年代の方に喜ばれたいという想いが形になったものです。

人によってはお寺らしくない、ありがたくない、俗っぽい、商売に走っている、そんな評価すらいただくこともあります。しかし、私は供養だけしかなく連れて来られた子供がさびしそうにしている姿や、両親が子供を連れてきたがらない、若い人には用のないそんなお寺のありかたに疑問を感じておりました。お寺はお経を唱えてもらうところ。本当にそうでしょうか?江戸時代以前は寺子屋など人生の様々事を学ぶ場所だったのです。若い人が近寄るのを嫌がるこの状況は本来のあり方かたから見た時にとても疑問なのです。

2016121651.JPGそこで当寺は子供たちが楽しそうに遊具で遊ぶなかで、大人たちが好きな飲み物を飲み、年配者が先祖に感謝をしているそんな場所にしています。そしてリラックスした中で仏教の大事なことを伝えているのです。私どもは檀家の皆様に常日頃いっていることがあります。「仏教の供養というのは気持ちをお供えするのです。お金やモノではありません」お金やモノが本当に大切なら、お金がない人はみんな救われない仏教はそんな教えになってしまうのです。皆様が精一杯の気持ちをこの世界に出すことが出来たのであればそれが一番の供養なのです。そこに金銭は必ずしも必要なものではありません。

私は、関わる人すべてに喜ばれて幸せを分け合えるそんな終の棲家を作ることが夢の一つです。現況の私たちのお寺を知っている方はまだまだ出来てないと思っているでしょうが、私の想いが後に形になっていくのです。この気持ちにご理解がある人たちと一緒に地上の楽園をこの地に作れることを夢見ております。当然、私どもと一緒に永代にその気持ちが続くことが願いなので永代供養も当然付いています。

縁結びお墓も、私にとっては皆様に喜んでいただくための一つだと考えているのです。まだまだ、若輩で分かっていない部分も多々ありますが仏教についてだけは誰にも負けないほど研鑽しております。是非、大事なご先祖様のことをご気軽にご相談ください。私の出来ることを精一杯させていただきたいと思います。

もちろん、あらゆる相談は無料です。電話でもメールでもお時間があるときにはいつでも結構です。私たちはお墓でも喜びと幸せを追求しております。(住職)