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2020年12月

お寺がお墓と一緒に 預かるクラウド自分史「いとろぐ」紹介 

 故人の思い出を電子データで預かり、お寺とお墓に永代に残し、後世の子孫にメッセージを残す“いとろぐ”というサービスを2021年1月15日より正式開始致します。

 私は寺院墓地運営に携わり、数千名の方々の最後や納骨に立ち会ってきました。その様な中、お祖父ちゃんお祖母ちゃん等、更に上の世代の先祖と直接交流のあった方が亡くなると、その関連の思い出も一緒に失われてしまうという現実を見てきました。また、自分の元気な時に曽祖父や曾祖母のことをもっと聞いておけば良かった、自分の死後に成長していく孫やひ孫に伝えたい伝言等があるけれども、伝える方法が皆無に等しいという場面に何度も立ち会って来ました。 

 思い出等のデータを預かり保管する類似サービスは、探せば今では沢山あるのですが、保管主体が民間団体だとサービスが長く存続出来るかわからない、サービスには管理費等が掛かりそれ等を払えないと保管が終了しデータが消去される、子孫がデータの存在を知らなくて容易に利用出来ない等の問題があって思い出等が引き継がれない、というこの課題を過不足なく解決することが出来るサービスは私の知る限りありませんでした。

 私達が考えたサービスが世の中に存在しないなら自分達で創ろうと、今回、システム会社に開発依頼をし、ゼロから創りました。

 特徴としては、

1)毎月・毎年掛かる管理費をお寺が負担し、基本無料で保管が可能。

2)お寺がデータ保管管理者になることで世代を超える長い期間の運用・保管が可能。

3)お墓と一緒にあることでデータの存在を知ることが出来、子孫でも容易に利用出来る。

4)時間のある時に子孫に残すデータをいつでもどこでも自分で編集出来る。

5)クラウドに保管しているのでネット環境があれば世界中どこからでも利用出来る。

6)歳月が流れ、技術が進歩しても、お寺の力でシステムの改良を施し進化成長が可能。

 以上を備えています。

 この機能は今の技術があるから初めて実現可能になったことばかりです。インターネットやクラウドサーバーのない三十年前では実現不可能なことでした。これらの機能をお墓に付加することで今の時代にしか出来ない樹木葬のDX化(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術による業務や事業の変革)を行います。時空間を超えるお墓や思い出の管理が出来る新しいお墓を世に送り出します。長期にわたる運営の安定性、存続力を求められるお寺であるからこそ出来る社会課題解決だと考えています。

解説動画
https://youtu.be/PtfRfAyZUds
 

 天空陵関係者の皆様は無料でご利用出来ます。寺報と同封のチラシにてID、パスワードの申請を受付致します。利用希望の方はお寺に申込書をご返送ください。申込受付後、ID、パスワードを発行致します。

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 その他ご不明な点等ありましたら、担当副住職井上道陽までお問合せください。

 失敗をしても新しいことに積極的に挑み、人々の困っていることを解決してゆくことが困難の多いこの時代に活力と希望のある未来を創る上で意味があり、必要なことだと信じております。子どもや孫に良い世界を残す為、この時代の生きる者のひとりとして、慣例や慣習等のしがらみを恐れず変えるべきところは変えてゆきます。

 皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願い致します。 合掌( 副住職 )


 

 

 

 

不安な時代こそやるべき事

 例年、この時期になると冬の大祭である星祭りの儀式について語っております。とはいえ、今年はコロナ禍の中で様々なことを考え直させられる一年でしたので語る内容も少し変えようかと思います。

 古来、宗教者は祈りを持って一般の方々の不安を軽くするという役目を担ってきました。コロナ禍のような混迷の時代に於いて、祈りの必要性が高まっていることを感じますが、仏教の祈りは宗教的要素だけではありません。

 因果応報と言っているようにしっかりとした原理原則があってのものです。星祭りという儀式もそういった論理的部分と、神仏の御加護という二つの要素が組み合わさって祈りを捧げる人の問題が解決すように設計されています。

 また、星祭りは自分の生まれ年を供養することで運命を変えるというものですが、人生はその人が普段、無意識に思っていることが形になり、世界はそれを受け取り返されたもので決まります。心に良いことを思い、その良いことを他者に実践し、また、それを受け取ることが人生なのです。

  すべての行動の始りである人が“無意識に思う”という部分に、的確に迫ることで運命を良い方向に変えていこうということが星祭りの最も重要な部分です。

 

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 人は年の初めや節目の月、節目の日等、気持ちを新たに、以前の自分とは違う人生を目指して志を持ちます。それこそが、運命変える重要なきっかけとなるのです。同時に、星祭りでは世の中の未来に対する不安な気持ちを神仏の御加護で軽くし、日々を平穏に過ごせるよう祈りも捧げております。

 こんな時代ですので生きていく上で様々な課題や不安等があるでしょうが、それこそが“自分の魂を磨くきっかけ”であると、すべてを受入れた上で乗り越え、感謝していくことがとても大事なことだと思います。幸福も不幸も自分の心が見せる影です。  

 しっかり自分の心を見つめて良い人生にしていきましょう。         ( 住職 )

 

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