法話集
願い事・祈願を成就しやすくする方法
井上 道陽
大師講便り平成21年12月第81号より
今年も残すところ1ヵ月を切ってまいりました。深刻な不景気・雇用の悪化・胸を痛めるような悲惨な事件の数々、暗くなるような知らせばかり耳にする事が多い1年でした。
こういう時期であるからこそ信仰の力は必要です。
明るく楽しい未来を思い描き、明るい言葉、前向きな気持ちを自分の心の中から引き出していきましょう。
さて、今回は冬の大祭・星祭りの勧進期間ですので願い事・祈願を成就しやすくする方法について書いていこうと思います。
病気平癒・商売繁盛・身体堅固・受験合格・出世昇進など毎年星祭りの護摩木には多くの信徒さんたちの願いが込められます。
「こうなりたい・こうしたい」と思う気持ちを持って仏さまに向き合うことは自然なことです。
私達のお大師様はこうした願いを否定していません。
こうした願いというものは皆さんが仏様の世界に入っくるきっかけであり、祈りのはじまりとなるからです。
僧侶にまかせて護摩木に書いて仏様にお願いする。
これで護摩木に込められた功徳の力と修法を行う僧侶の法力の分は働きます。
しかしながら、もっとよく効くようにしたいと考えるなら皆さんも共に努力し祈る部分が必要になってきます。
では具体的にどうしたらよいのでしょうか?
まず仏様がよく働いてくださる状況をつくるようにしてください。
心から仏様がいらっしゃる私達を守って下さっていると信じてください。
疑いや否定的な考えは種となって幸せへの道をふさぎます。
できれば、教えを守るように心がけてください。
三毒(貪り・怒り・愚痴)といった心が少なくなるだけでも心の状態が良くなり、心と体と運勢の病も快方に向います。
自分の幸せを願うだけでなく家族・友人・知人・世の中など人の幸せを願い祈ることが出来るようになればさらに良い心の状態になっているといえます。
もし祈願をして願いが叶ったのであれば、必ず仏様に対して御礼をしてください。
願いをするばかりで叶ったら後は知らぬふりをしていると徳が切れてきて祈願も効きにくくなります。
感謝の気持ちを伝えてお願い事をきちんと終らせてください。
金剛宝寺では祈願成就として報恩謝徳の護摩木を書いていただくか、祈願成就の絵馬・お礼参り・祈願成就の奉納などを薦めています。
自分の都合だけで仏様を使い続けていては良いことになりません。
こうしたことを心がけて祈願の護摩木を書いていただければ願いも一層叶いやすくなります。
皆様が星祭りを通して誰もが本来もっている仏心に目覚め、良き心で一心に祈ることを願っております。
合掌











