ホーム>スタッフブログ>永代供養>終活のプロが語る「墓じまい」とは?
永代供養

終活のプロが語る「墓じまい」とは?

【墓じまいとは、お墓を解体撤去すること】
 
墓じまいとは、墓地にあるお墓を解体撤去して、石材を処分することです。
核家族化や非定住化の社会の中で、お墓を代々に渡ってみることのできない人たちが墓じまいをしています。
 
2017111310503.jpg
 
 
【「墓じまいしても本当にいいの?」の1つの答え】
 
ご先祖様が代々眠って来たお墓を処分してしまって、本当にいいのだろうか。
このように不安に思われる人も多くおられるでしょう。
「いい」のか「悪い」のか、それは誰にも分からないことです。
私たちは、もうすでにこの世には存在しない死者を大切に祀ります。
本当にあるのかないのか分からない「あの世」という世界で、ご先祖様が元気でいてくれますようにと、手を合わし、祈るのです。
目に見えないものに対して手を合わすわけですから、そこには「正しい」とか「間違い」とか、「いい」とか「悪い」と言いきれる基準がないのです。
 
ただ、わたしたちの「心の納得」こそが全てなのです。
 
墓じまいをすることで心の負担が軽減されるのならば、それはそれでよいのではないでしょうか。
ただし、墓じまいすることで、心のざわつきが収まらないのであれば、焦って墓じまいすることはありません。
墓じまいをすることで心がざわつくということは、それだけお墓の中に眠るご先祖様を大切に考えている証です。
その正直な気持ち、感情を尊重してあげましょう。
墓じまいはしてもいいのです。
そこに「正解」はありません。
その代わりに、墓じまいという決断を下した自分自身のためにも、「納得解」を見つけてあげましょう。
 
 
20171113104851.jpg
 
 
【墓じまいの手順】
 
さて、では具体的に墓じまいをするにはどうすればいいのか。その手順について説明いたします。
 
〇改葬の手続き
遺骨をいまのお墓から別の場所に移すには、「改葬」の手続きが必要となります。
ここでは仮に、福岡市F霊園にあるお墓を墓じまいして、横浜市のY寺院の納骨堂に遺骨を納める際の手続きを見ていきましょう。
 
横浜市のY寺院から「受入証明書」を入手する
福岡市F霊園の墓地管理者に改葬の相談する
福岡市役所から「改葬許可申請書」を入手し、必要事項を記入する
福岡市F霊園の管理者に「改葬許可申請書」に署名と捺印をもらう
福岡市役所にF霊園の「改葬許可申請書」とY霊園の「受入証明書」を提出し、受理されると「改葬許可書」をもらう。
F霊園の遺骨を取り出す
Y霊園への納骨までに「改葬許可書」を提出する
 
つまり、改葬の許可を出すのは現在遺骨が納められている福岡市です。
福岡市が改葬の許可を出す上で…
1)遺骨がきちんとF墓地にあることを証明するために墓地管理者の署名捺印を頂き
2)横浜にあるY霊園にきちんと納骨されることの証明として「受入証明書」を頂く
…のです。
 
〇石材の解体撤去の手順
石材の解体は石材店に依頼しましょう。
 
墓地の管理者に墓じまいの相談をする
※墓地の返還届けなど書類の申請が必要な場合もあります
石材店に墓じまいの相談をする
※複数業者に相見積もりするのがよいでしょう
※墓地によっては石材店が指定の場合もあります
工事に入る前に寺院にお性根抜き(閉眼供養)をしてもらい、遺骨を取り出す
石材店による解体工事
※ただ石碑を撤去するだけではなく、きちんと墓地を整地してもらいましょう。
 
【墓じまいの費用は1㎡あたり10~12万円】
 
墓じまいをするためには、いまあるお墓を解体して撤去するだけではありません。
撤去したお墓は粉砕して処分しなければなりませんし、お墓のあった場所はきちんと整地して墓地管理者に返還しなければなりません。
お墓が大きければ解体の手間も、処分する石材の量も増えるので、費用も増えていくことでしょう。
石材店に支払う金額は、墓地面積が1㎡あたり10~12万円くらいだと言われていますが、これはあくまでも相場です。
正確な金額を算出するには、石材店に一度現地を見てもらった上で見積もりをしてもらわなければなりません。
 
墓じまいをするにあたり必要な費用の内訳をまとめてました。
 
石材店に支払う費用(1㎡あたり10~12万円)
石碑解体撤去工事(石碑の数、大きさによって費用が変わる)
外柵解体撤去工事(墓地面積、外柵の量によって費用が変わる)
基礎盛土部分解体撤去工事
石材運搬費
石材処分費
残土処分
土地の整地化
重機回送
 
寺院に支払う閉眼法要の費用
お布施(1万円~5万円)
御膳料(必要に応じて)
お車代(5000円~、距離に応じて)
 
 
20171113104156.JPG
 
 
【金剛宝寺の墓じまい】
 
金剛宝寺の境内にもさまざまなおうちのお墓、家族墓が建立されていますが、仮に跡取りがいなくなったとしても、金剛宝寺では墓じまいをしないとのこと。建立された石碑は永代に渡ってそこにいつづけ、お寺の施設でありつづけてもらうとのことです。
また、お寺とのご縁がなく、金剛宝寺に閉眼供養を依頼した場合、供養料は一律で5千円と、大変良心的です。
ただし、墓地までの出張費は別途支払わなければなりません。九重山山頂にあるお寺ですから、当家の墓地まで出向くのも相当な距離が予想されるためです。
とはいえ、まずは困ったこと、悩むこと、分からないことがある場合には相談してみましょう。親切丁寧に答えて下さることでしょう。

文責・十村井満
 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.kongouhouji.or.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/152

ページ上部へ